乳癌診療ガイドラインのデータによると感度(病変があるときに、その検査で陽性となる確率)は、検診のマンモグラフィでは超音波(エコー)検査に比較して同じ程度か若干高い(62~85% vs 54~73%) と報告されています。また、マンモグラフィを用いた検診は死亡率低減効果が証明されています。40歳以上の女性でしたらまずは基本のマンモグラフィ検診をお勧めします。マンモグラフィと超音波検査では見つけやすい乳癌の種類が少し異なるので、単純な比較は難しいですが、マンモグラフィと超音波を併用することで感度が上昇します。
マンモグラフィ撮影時の痛みですが、撮影は数秒間で圧迫しているのはその前後のごく短時間です。また最近の新しい装置では圧迫時の痛みをおさえる工夫もされていますので、そこまで心配することはないと思います。