幼少時から乳輪の下に、コリコリしたものが両側にあるとのことですね。一番可能性の高いのは、発育時の乳腺を触れていることだと思います。乳がんの自己検診においては、指でつまむと乳腺そのものをしこりのように触れますので、入浴時石鹸を胸につけて、ゆびの腹でなでるように触れることを推奨しています。この際にパチンコ玉のようなものや、バスタオル越しに果物の種、たとえば栗やクルミなど、のようなものを触れる感じのものがあると悪性の可能性があります。このほか、しこりを触れる良性疾患としては、線維腺腫やのう胞があります。乳がんは経過とともに大きくなりますが、しこり以外の症状を伴うことは皆様が思っているよりは低く、「いたくもかゆくもない」しこりが実は一番心配です。
おたずねの「こりこり」はこどものころからあるとのことであまり心配のないものだとは思いますが、心配の種を放置することなく、乳がん検診を受けることをお勧めします。