Q
初めてご質問させていただきます。
当方60代、トリプルネガティブⅡbで現在術前化学療法を受けております。
1.化学療法は主腫瘍のみならず、全身に潜むミクロ単位のガンを叩く意味で必須と聞いております。
ただ、化学療法が退治できるのは分裂中の細胞のみである事から、ミクロレベルの中でも叩けるのは分裂中の物だけなのか、もしくはミクロレベルであれば分裂中、休眠中両方胎児できるのか、いずれでしょうか?
2.いつも不思議なのですが、乳ガンはせっかく外からアプローチできる位置なのに、たとえば薬剤を直接注入や塗布したりなどの治療法がないのはなぜでしょうか。
もちろん上記の様な全身治療&手術がメインであるとしても、生検で組織的を取るならついでに薬を注入する事もできそうなはずで、化学療法による心身の負担も少しは軽減できるかと思うのですが。
以上、素人の疑問で恐縮ですがご教示下さいませ。
がん組織に酸素や栄養を届ける動脈に直接抗がん剤を注入する「動注療法」というのが様々ながん種で行われてきました。しかしながら、がんの縮小には有効ですが、抗がん剤が届かないその他の組織(肝臓や肺など)への転移を抑えることができないため、生存期間の延長には寄与しませんでした。逆に副作用が起こる場所への抗がん剤を減らす目的で行われているのが、局所冷却や圧迫療法です。頭皮冷却による脱毛予防や手足圧迫による痺れ予防が成功例です。
人間には生まれ持った免疫力が備わっており、休眠中の細胞でも自己と異なる細胞であれば攻撃することができます。この作用を強める働きを持っているのが、免疫チェックポイント阻害剤です。トリプルネガティブ乳癌で有効性が期待されています。抗がん剤も1回だけ投与するのではなく、複数回投与することで分裂のタイミングに左右されずに攻撃できていると思われます。